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582:水先案名無い人 :2007/05/16(水) 01:15:32 ID:SUWoydfN0
幼稚園の頃の話。
俺の家族は借金を背負い、田舎の農家の畑を売り払い
一家4人安定した収入のある街へと出てきた。
当時の生活は苦しく、毎日その日食べるので精一杯な状況。
両親は借金の返済のため、そして何とか俺と弟には栄養のある
ものを食べさせるため、朝から夜まで仕事をする毎日だった。
クリスマスの夜、弟と紙に欲しいオモチャを書いてサンタクロース
が来てくれるのを心待ちにしていたが、その夜は来なかった。
次の日、隣のアパートの友達が新しいオモチャを手にした光景を
弟と羨ましそうに見ていた。
俺たち兄弟は、その日も紙を枕元に置いて眠ったが、結局サンタ
クロースは来なかった。
次の日の夜、俺はアパートのベランダに出て空を見あげて
サンタクロースに問いかけた。
「サンタクロースのおじいちゃん。どうして僕のところへは
プレゼントを持ってきてくれないの?僕は何も悪いことを
していないのにどうしてなの?隣の○○クンは悪いことしてた
のに、なんできてくれないの?」
そう問いかけた。
そのとき、隣の部屋でシクシクと泣き声が聞こえた。
そっと隣の部屋をのぞくと、父と母が涙を流して抱き合っていた。
あの時はなぜ泣いているかがわからなかったが、
今思うと非常に申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

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42:受験番号774 :2007/02/08(木) 23:54:01 ID:d5cMzmDd
そんな事よりお前ら、ちょいと聞いてくれよ。スレの空気とあんま関係ないけどさ。
このあいだ、2chのカーチャンAAスレ行ったんです。カーチャンAAスレ。
そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいで盛り上がってんです。
で、よく見たらなんかレスいっぱいついてて、感動すた。とか、・゜・(ノД`)・゜・。。ウワアァーーンとか書いてあるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前らな、カーチャンAA如きで普段口もきかねーカーチャン思い出したりしてんじゃねーよ、ボケが。
なんかマターリと語り合っちゃってるヤシとかもいるし。みんなそろって感動三昧か。おめでてーな。
よーし俺親孝行しちゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。
カーチャンってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
ダイニングテーブルの向かいに座ったカーチャンといつ喧嘩が始まってもおかしくない、
刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。毒男厨房は、すっこんでろ。
で、やっと最新50まで追いつけたかと思ったら、どっかのちゃねらが、次のレスつけてるんです。



43:受験番号774 :2007/02/08(木) 23:55:02 ID:d5cMzmDd
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、カーチャン孝行なんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、カーチャン孝行で、だ。
お前らは本当にカーチャン孝行したいのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前ら、オカーチャーンって言いたいだけちゃうんかと。
リアルカーチャンの俺から言わせてもらえば今、カーチャンの間での最新流行はやっぱり、
親孝行なんて考えなくていいからてめーら自分の幸せ考えてろ、これだね。
無償の愛。これが母親の愛し方。
つーかありがとうって言いたいのはこっちだ。
生まれてきてくれてありがとう。
愛することの喜びを教えてくれてありがとう。
お前らが幸せになって笑ってるのが一番の親孝行なんだよ。
いやむしろ生きててくれてるだけでイイ。
子育てってのは苦労が多い。そん代わり報われることは少なめ。これ。
でも、子供が嬉しそうに笑ってる顔。これ最強。
しかもこれを見ると次から何も考えずに同じことやりつづけてウザがられるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前、子供らは、好きなもんいくらでも作ってやるからおなかいっぱいお食べなさいってこった。

448:水先案名無い人 :2007/05/11(金) 23:36:13 ID:rxIlx4om0 [sage]
俺の高校に生徒に馬鹿にされてたチビデブの物理の教師がいた。
その教師は、本当に馬鹿のひとつ覚えで毎朝校門に一人立って「おはよう」と声を掛けた。
他の教師も「よくやるよ、点数稼ぎ」と、あからさまにその教師を批判してたな。
雨の日も風の日も、ずっと。1年くらいしたら、普通にみんな挨拶するようになったな。
卒業式の日、校長挨拶のあと、その教師が壇上に突然上がってきて
「みんな、卒業おめでとう。僕は本当にダメな教師で、今までみんなから
どう見られていたか知っています。
でも、こんな僕にもみんなに伝えることができた言葉があります。【おはよう】
この言葉は、社会に出ても胸を張って言える様にして下さい。
毎日を一生懸命に生きている人の【おはよう】は、さわやかで他人の心を和やかにします。
いろいろな苦難や障害にぶち当たっても、顔をあげて、笑顔で【おはよう】と言ってください。
僕が教えた物理の授業は忘れてもいいですから【おはよう】だけは忘れない大人になって下さい」
ヤツは泣いてた。愚直な、ちょっと馬鹿入ったような涙で。
俺はちょっと泣いた。今、ヤツの物理の授業は忘れたが毎日の挨拶は忘れていない。
247:水先案名無い人 :2007/03/10(土) 19:23:36 ID:LT7NqvOa0
平日の昼下がり。
長年の激務から開放されたのぶ代は近所の公園で一人、のんびりとしていた。
夕暮れにさしかかった頃、砂場で遊ぶ一人の少年をみつける。
小学校低学年と見られるその少年は、小さい体に似合わない大きな黒ぶちの眼鏡をかけ、一人黙々と砂山を作る。
「おばちゃんもお手伝いしていいかな?」
少年はパッと顔をあげ、か細い声で
「うん・・いいよ」
と答えた。少年の横に座り、砂山に砂をかけていくのぶ代と少年。
「一人で遊んでるの?お友達とは遊ばないのかな?」
砂山にまっすぐ視線を向けたまま、少年は答える。
「僕・・・今日は友達と喧嘩しちゃったんだ・・あいつすっごい凶暴な奴でさ、気にいらないとすぐ僕の事殴るんだよ」
のぶ代は目を細めながら少年を見つめる。あぁ、君みたいな子を私はずっと知っているよ・・と。
「僕ちゃん、ドラえもんてアニメ知ってる?」
「知ってるよ。僕タケコプターが欲しいな。あれがあれば毎日遅刻なんかしないのに!」
「おばちゃんね、ドラえもんの物真似ができるんだよ」
「本当に?やってみせてよ!」
少年は初めて小さな笑顔を見せてくれた。
「・・・・・ノビ太くん、ジャイアンなんかに負けるな!僕がついてるよ・・!」
ふと見ると、少年の顔がうっすら雲っている。「おばちゃん・・・」
「ドラえもんの声は、そんな変なガラガラ声じゃないよ。全然にてないじゃないか。うそつき!」
砂山をぐしゃりと潰し、走り去っていく少年。のぶ代は何もいえなかった。
あたりは暗くなり始めていた。
「・・・・・・・・・・僕、ドラえもん・・・・・・」  
535 名前: 本当にあった怖い名無し [sage] 投稿日: 2006/06/06(火) 23:13:21 ID:0RGj/HVD0
最近ちょっといいことあったんで書いてみます。

まだ自分が4歳ぐらいの頃、当時、家が小学校のすぐ裏にあって、その校庭
に段ボールがあった。で両親が共働きだったから婆ちゃんに育てて貰ってた。
一緒に見に行くと中から、
「ニーニー」
泣き声がする。子猫が捨てられてた。で、親父は猫嫌いだったけど、婆ちゃん
と頼み込んで飼うことになった。名前は丸まって寝るから「マル」。で、結構
長生きして14年生きて、そのまま大往生。みんな悲しかったけど
「14年も生きたから長生きだったよ」
と家族全員で天国へ送った。
その2年後、婆ちゃんが病気になった。膵臓がん。見つかったときにはもう手遅れ
だったんだけど2年間ぐらい告知されてからがんばって生きてた。
でももう時間の問題だという感じになったとき、婆ちゃんがしきりに
「病室の窓開けてくれ。マルが入ってこらんねわ」
と言い出した。痛み止めのためモルヒネ?を点滴してたんでその幻覚なんじゃないか
とみんな思った。
でも最後の言葉は
「マルと一緒に行くっけ」
だった。家族みんな迎えに着てくれたんだな、といってた。そのときはそれ以上何も
無く葬式も恙無くおこなわれた。
でもその後俺も「マル」の夢をみるようになった。


536 名前: 535 [sage] 投稿日: 2006/06/06(火) 23:31:42 ID:0RGj/HVD0
で、その夢ってのがマルが全然知らない女の人と遊んでる夢だった。
普段は夢なんて覚えてないことが多いのに、その夢は鮮明なまま、ずーっと
覚えてた。その女性の顔も全部。
で、しばらくしてから、友人の結婚式に出席したとき、新婦の友人席にあの夢の
女性がいた。すっげーびびった。で、二次会で勢いで電話番号とメルアド聞き出して
遊ぶようになった。で付き合うことになった。
で、一昨年、結婚。新居に引っ越すとき、荷物かたしてたら嫁さんが
「この猫、みたことある!」
とマルの写真を指差した。同じ時期に、何回も猫と遊ぶ夢をみてて、強く頭に
残ってたそうだ。

で、またマルの出てくる夢をみた。今度は婆ちゃんと一緒に出てきた。婆ちゃんは
しきりに俺に
「よかったねぇ」
を繰り返してて、マルは嫁さんのひざの上にいて、俺をみて
「ニー」
って鳴いて、嫁さんを見てもう一度
「ニー」
って鳴く夢。で、嫁さんも同じような夢を見たそうだ。ただ俺と違って嫁さんの
ほうは、婆ちゃんに
「よろしくお願いしますねえ」
と言われて、嫁さんの膝の上の猫(マル)をなでるんだそうだ。嫁さんと婆ちゃん
は面識はない。(顔は実家の仏壇の遺影を見て知ってる)で、二人でなんだろねえ。
と不思議がってた。

おととい嫁さんから子供できたと。これだったのかー!と思った。
婆ちゃん、マルありがとう。
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