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535 名前: 本当にあった怖い名無し [sage] 投稿日: 2006/06/06(火) 23:13:21 ID:0RGj/HVD0
最近ちょっといいことあったんで書いてみます。

まだ自分が4歳ぐらいの頃、当時、家が小学校のすぐ裏にあって、その校庭
に段ボールがあった。で両親が共働きだったから婆ちゃんに育てて貰ってた。
一緒に見に行くと中から、
「ニーニー」
泣き声がする。子猫が捨てられてた。で、親父は猫嫌いだったけど、婆ちゃん
と頼み込んで飼うことになった。名前は丸まって寝るから「マル」。で、結構
長生きして14年生きて、そのまま大往生。みんな悲しかったけど
「14年も生きたから長生きだったよ」
と家族全員で天国へ送った。
その2年後、婆ちゃんが病気になった。膵臓がん。見つかったときにはもう手遅れ
だったんだけど2年間ぐらい告知されてからがんばって生きてた。
でももう時間の問題だという感じになったとき、婆ちゃんがしきりに
「病室の窓開けてくれ。マルが入ってこらんねわ」
と言い出した。痛み止めのためモルヒネ?を点滴してたんでその幻覚なんじゃないか
とみんな思った。
でも最後の言葉は
「マルと一緒に行くっけ」
だった。家族みんな迎えに着てくれたんだな、といってた。そのときはそれ以上何も
無く葬式も恙無くおこなわれた。
でもその後俺も「マル」の夢をみるようになった。


536 名前: 535 [sage] 投稿日: 2006/06/06(火) 23:31:42 ID:0RGj/HVD0
で、その夢ってのがマルが全然知らない女の人と遊んでる夢だった。
普段は夢なんて覚えてないことが多いのに、その夢は鮮明なまま、ずーっと
覚えてた。その女性の顔も全部。
で、しばらくしてから、友人の結婚式に出席したとき、新婦の友人席にあの夢の
女性がいた。すっげーびびった。で、二次会で勢いで電話番号とメルアド聞き出して
遊ぶようになった。で付き合うことになった。
で、一昨年、結婚。新居に引っ越すとき、荷物かたしてたら嫁さんが
「この猫、みたことある!」
とマルの写真を指差した。同じ時期に、何回も猫と遊ぶ夢をみてて、強く頭に
残ってたそうだ。

で、またマルの出てくる夢をみた。今度は婆ちゃんと一緒に出てきた。婆ちゃんは
しきりに俺に
「よかったねぇ」
を繰り返してて、マルは嫁さんのひざの上にいて、俺をみて
「ニー」
って鳴いて、嫁さんを見てもう一度
「ニー」
って鳴く夢。で、嫁さんも同じような夢を見たそうだ。ただ俺と違って嫁さんの
ほうは、婆ちゃんに
「よろしくお願いしますねえ」
と言われて、嫁さんの膝の上の猫(マル)をなでるんだそうだ。嫁さんと婆ちゃん
は面識はない。(顔は実家の仏壇の遺影を見て知ってる)で、二人でなんだろねえ。
と不思議がってた。

おととい嫁さんから子供できたと。これだったのかー!と思った。
婆ちゃん、マルありがとう。
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